市長の企業訪問記

株式会社ダイナックス

訪問日:2013年11月25日(月)

 今回訪問した企業は、千歳第3工業団地に立地する「株式会社ダイナックス」です。
 株式会社ダイナックスは、平成25年6月に創立40周年を迎えた千歳発のグローバル企業で、オートマチック車用クラッチディスクやクラッチパックをはじめ、クラッチ摩擦材のベースとなるペーパーや樹脂などの素材開発からクラッチシステムの機構設計まで一貫した開発・製造を行っています。

 その卓越した技術力と品質により、建設・産業機械に至る摩擦材のトップメーカーとして着実に業績を伸ばされ、現在では、国内のみならず、アメリカ、中国、メキシコにまで生産拠点を拡大されるなど、世界に飛躍するとして活躍されております。
 今回は千歳地区と苫小牧地区の工場や事業所内保育園、福利厚生棟など見学させていただきました。
 現場では社員の方々がイキイキ仕事をしており感銘を受けました。ものづくりは聞くと見るのでは全く違い、目から鱗の体験でした。
 苫小牧地区の工場見学では、新しく建設した厚生棟のほか、抄紙ラインも見学させてもらいました。アイスホッケー女子五輪代表選手に内定した坂上選手にもお出迎えいただきました。
 摩擦材の紙は特殊紙のため、製紙工場では対応が難しく、自社で紙すき工場を作ったそうです。
 雇用面に関しては、道内では、トヨタ自動車北海道株式会社に続く1600人を雇用していただいており、これからも千歳発のグローバル企業として、ますます飛躍していただきたいと思います。
 当日は、雨風が強い天候にもかかわらず、福村社長をはじめ、多くの従業員の方々に対応いただきましたことを改めて感謝いたします。